お知らせ

肺炎球菌ワクチン接種をお勧めします

最近、肺炎球菌ワクチン接種の公費助成券をもたれた方が接種希望あるいはどうしたらよいかと受診される事が多いです。この事について説明します。日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。そして成人肺炎の原因菌の約30%が肺炎球菌とされています。(肺炎起因菌の中で一番多い)肺炎球菌による肺炎は、薬がききにくいものが増加しています。
そのために、肺炎に罹患する前にワクチンを打って肺炎を予防しようとするものが、肺炎球菌ワクチンの定期接種化とされ、2014年10月1日からおこなうようになりました。
具体的には65歳以上の高齢者に対して5歳刻み(65、70、75、80、85、90、95、100歳)で定期接種(公費助成となる・初回のみ)をおこなうというものです。2019年3月31日までの移行措置とされています。接種により、肺炎球菌性肺炎の60〜70%が予防されると報告されています。接種による副作用は重篤なものは報告されていません。(疼痛、紅斑、腫脹、筋肉痛などが20〜30%で報告されています)したがって高齢者の肺炎予防として重視されています。
また接種後5年間は有効とされており、冬期に定期接種が推奨されているインフルエンザワクチンと同様に接種される事をお勧めします。もちろん当院で接種致します。

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